「プログラミング的思考」を使って本物の「報告書」を作成する方法を解説します

1.プログラミング的思考の基本的流れを理解する

一番重要なポイントは「繰り返し」部分を発見し、その繰り返し部分の「規則」を見極めること

  1. 問題課題が発生する
  2. 目標を分解
    • 共通点(パターン)の有無を探して分解する
    • その共通点の規則を発見する
    • 共通点のない部分はそのままにする
  3. 分解した内容を「順番」と「条件分岐」で組み合わせる
    • 上から下に「順番」に処理
    • 処理は「条件」で場合分け
    • 条件で分けた内容単位で「繰り返す」
  4. 一連の流れをプログラムし「繰り返す」
http://www.saltad.co.jp/systemthinking3/computational-thinking1/

2.社会人の武器である報告書を本物にする方法

プログラミング的思考を使うことでPDCAの一連の流れが順番に図示され、かつ複数の業務の関連性が把握できる報告書となる。

1)社会人の仕事の80%は報告書を「PDCA」にまとめて実行することです

  • PLAN(計画)具体的な数字目標
  • DO(実行)現状分析への戦術策の実行
  • CHECK(戦略分析)「繰り返し」部分の発見
  • ACTION(修正)戦略を加えた修正策の実行

このPDCAの「繰り返し」により仕事の精度を上げていきます。但し、本当にきちんとした報告書を書けている人は1%程度いないかもしれません。

2)PDCAができてない8つの問題点

  • そもそも書式がPDCAになっていない
  • 書式になっていても改善すべき要因分析ができていない
  • 要因分析ができていてもその対策が網羅的で本質的でない
  • 対策が正しくても進捗管理が弱く次の修正対策ができない
  • 修正対策ができても継続管理できていない
  • 継続管理できても組織への水平展開ができてない
  • 水平展開できていても自己組織化できていない
  • 自己組織化できていて新たな外部環境に対応できていない

このように書式の整理から外部対応(戦略)までの8段階が一体的に運営される組織や個人が最強となります。

例え同じ商品を販売する同じ規模の2つの組織があった場合では一体的運営のできる組織体は「似て非なる」結果を継続して出します

これは野球で言えば、イチロー選手、企業で言えばトヨタ自動車の取り組み方法とその結果に似ていると言えそうです。

3)戦略が1番大事で戦術はその次

PDCAは「戦術」に対する思考方法です。戦術に入る前に「戦略」が正しい前提に立っていますので、そもそも戦略が間違っている場合には正しい「戦術」ほど逆に駄目になっていくという関係性を持ちます。

ただ不思議なことに、この観点を正確に理解できていないサラーリーマン役員、社長が多すぎて本来の会議全体が時間の無駄になっている現状も実は存在します。全く会社とは非合理的ですので世間全体は非合理の集まりと考えてよいでしょう。

会社は非合理的ですがこの「非合理」だらけの中に偶然に成功事例がでてくる場合や逆に思わぬ失敗する場合がでてきます。

そこで第1歩である改善をしようとする社員が存在する場合には「合理的思考」が徐々に宿り組織全体がシステム化されていくことで「合理的思考」が訓練されていきます。

4)正しい戦略+自己組織が最強

戦略が正しい場合においては成功事例と失敗事例を比較してPDCAを作成し成功が徐々に見えてくると「自己組織化」が自然発生します。一般的には「勢い」がでてきます。但し、社長、役員が老害的な存在でないことが条件となります。逆に言えば会社幹部とは無関係に発生します。

中小企業(社員300人未満)の創業者の場合には、その初めの1歩を刻んだのが社長、役員たちであるこちは間違いありませんが、創業者の次の2代目以降は自己組織化されている「思考風土」に乗っかっている場合が多くなるはずです。

つまり2代目以降の社長はその「思考風土」が現在の社会に通用しているかどうかの視点で改善、又は改革ができるか否にかかっていますが、社長や役員に合理的な能力が無い場合が殆どですが、優秀な社員の頑張りでなんとかなっているのが日本の社会かもしれません。

5)「自己組織化」についても注意が必要

話を戻します。優秀な社員がある成功を収めたとしてもその方法を組織全体に水平展開できない場合や人格的に毛嫌いされている場合にはそれ以上に拡張しない為、合理的思考はそこで一旦終了し、また違う成功事例をまつことになります。

この水平展開力が自己組織化している企業の代表例がトヨタ自動車ですが、このトヨタでさえ世界中でこれから起こるAI社会を上手く取り入れらなければ「衰退」することも間違いありません。

いわゆる「戦略」が間違えれば「自己組織化した戦術」が逆回転となり衰退が加速することにもなります。

なぜなら、これからの車は「電気自動車でAIにより自動化」されていく段階に100%入った場合に、「ドライブすることが楽しい」という戦略価値がなくなるからです。

これからのAI社会における車の役割をどう再定義するかですが、例えば「仕事と遊びが融合できる車」や「すべての世界とつながる車」のようなビジョンでしょうか。

6)PDCAを本物にする方法

前置きが長くなりましたのでここ5)までの重要点をまとめておきます。

  • PDCAは合理的に割り切って実施することが重要
  • 水平展開は自己組織化されて初めて組織が一体化する
  • 間違った戦略の中で自己組織化が進むと逆噴射する

PDCAを合理的に作成する2種類の視点

次のA✖Bの全ての組み合わせがあることを認識し、その中で一番の問題のある組み合わせが何かを先ず分析した上で企業方針に基づき報告書をまとめます

<A>5W1H
  • 何故必要か(Why)
  • 何に必要か(What)
  • 誰に必要か(Who)
  • いつ必要か(When)
  • どこで必要か(Where)
  • どんな方法で(How)
<B>組織の資源
  • 人   (人材)
  • 物   (商品)
  • 金   (資金)
  • 時   (時間)
  • 情報  (DATA)
  • 空間  (リアル、AR /拡張現実 、VR/仮想現実 )

ここで重要なのは国語の現代文的発想です。作者はあくまでも社長・役員の方針に基づいて書くという事です。勝手に自分の方針で書くことは許されない現実を熟知しておくことが必要です。

つまり、国語の現代文は作者が絶対です。その絶対的な立場を理解せずに自分勝手な自分の意見で解答していませんでしたか。方針に従って書けるか否かがサラリーマンにとって一番のポイントです。

ここを理解したくない方は「自営」「起業」することです。逆にいうと社長、役員はその方針に100%責任を持つ必然がありますが、責任を持たない社長・役員が多いことから世間が歪んでくるのもその結果と言えます。

合理的に判断すれば戦略・方針に「責任をもたない社長・役員」は辞任する必要があります。

7)まとめ

  1. プログラミング的思考の基本的流れを理解する
  2. PDCAができてない8つの問題点
  3. 戦略が1番大事で戦術はその次
  4. 正しい戦略+自己組織が最強
  5. 「自己組織化」についても注意が必要
  6. 5W1H ✖ 「人・物・金・時・情報・空間」の組み合わせ
  7. 社長・役員が方針・戦略に責任を100%持つ