
プログラミング的思考は「繰り返し」て失敗する共通項目(要因)をCHECKします。その上で、その要因を取り除く為の条件を設定し、その条件ごとに上手くいく対策を考え試行錯誤しながら「計画」を達成するフローを考える思考です。
【目次】 結論は⇒こちらです
前提:命題(意味)を5Wで定義します
命題:この解説は「プログラミング的思考」を理解しやすくする為に「彼女を探す」をテーマとして取り組みます。
定義:5W1Hの5Wで対象を定義できます。
プログラミング的思考:HOW(方法)を創出します
対象者を 5Wでの定義(決める)
1)対象を定義:どのような対象に対して取り組むかを5Wで定義します。その上で定義された対象が、計画(PLAN)に対してどのよう(HOW)にすればよいかの方法を解説します。
2)今回の男性の対象像(例):30歳、学生時代には野球一筋に取り組み、他の遊びなどは一切しらない年収500万円、土日定休のサラリーマンとします。身長は170cm男性身長の平均、体重65kgの至って平均的。股下なども含め全て日本人体形とします。 好みのタイプは、美人系よりは可愛い系女性で身長は155cm前後。外せない部分は、笑顔が素敵な、歯並びの良い、頭の良い女性。
今回の男性像を5Wリストで定義しています
- WHO:男性、171cm、70kg、500万円、サラリーマン
- WHEN:30歳
- WHERE:日本
- WHY: 彼女いない歴5年、学生時代には 野球一筋、遊びなどは一切しらない
- WHAT:今回の想定する好みのタイプは、美人系よりは可愛い系女性で身長は155cm前後。外せない部分は、笑顔が素敵な、歯並びの良い、頭の良い女性。
PDCA(PLAN→DO→CHECK→ACTION)を考える
【1】PLAN(目的) 「編集力」を付けること

定義した男性が「彼女を見つける方法」をプログラミング的思考をつかって解説します。
目的:彼女を見つける為に必要な能力は「編集力」を付けることで、その根拠はCHECK(戦術の現状分析)の所に記述しています。
【2】DO: 多くの情報を入れる「読解力」を付ける

合同コンパに参加する際に、事前にたくさんの雑誌で仕入れた話題(情報)を入れて会話することします。これが改善前の行動内容(DO)とします。一般的には正しい準備ですね。
実際に参加してみると次のような問題が発生します。
1)上手くいかない、「繰り返し」失敗する要因を抽出し現状把握します(具体的項目を考える)
- コミュニケーション能力に自信がもてない
- 端的に要点を話せない (省けない)
- 会話が続かない (表現力が弱い)
- 笑いを伴わない (観察力が弱い)
- 詳しい趣味の話題がない (没頭感がない)
- 弱点を語れない (失敗経験が少ない)
- 自己中心的な話題になる
- 自分の立場の話題(視野が狭い)
- 仕事の話題に集中する (相手は興味ない)
- 相手へのリスペクト意識が弱い(視野が狭い)
- 他人に依存する癖がある (行動力が弱い)
- プライドが高い(失敗を恐れ行動力がない)
2)要因の中の「共通項目」抽出します(抽象化)
1と2の2系統の合計10項目は話題のない持てない男性の特徴です。この2系統の中から枝葉末節な部分を省いて「共通項目」を考えて抜き出します。これを抽象化すると言います。

2系統とは①「コミュニケーション能力に自信がない」② 「自己中心的な話題になる」の中に含まれた計10の要因(上述)がありますが、その2系統から更にその中にある「共通」項目を絞り込みます。
4つの共通点は、
- 端的に話せない
- 表現力が弱い
- 視野が狭い
- 行動力が弱い
と考えました。
最後に、これ以上の「共通」項目がない状態にまで絞りこんだ上で、更にその項目の「本質」を考えます
4つの項目に対して「抑制」と「拡張」が両方揃うものを考えます。それが「本質が何か」の仮設になります。
よく考えて、4つのどの内容のどれもに対しても「ブレーキ(抑制)」役として必要な能力を想像してください。
- 端的に話す能力が弱い (編集力で無駄が省かれる)
- 表現力が弱い(編集力で鋭くなる)
- 視野が狭い’(編集力で視野が拡大する)
- 行動力が弱い(編集力で行動の的は絞られる)
全てに「編集する」というキーワードで網掛けすると「抑制」と「拡張」が両方成立することが言えそうなので、「編集力」を今回のテーマの「解決すべき本質」と仮定し目的(PLAN)とします。
PLAN(解決すべき課題):「編集力を付ける」となります
計画Pに対するDCAを考えること、 つまり「本質の仮設」に対するPLANを創出(HOW)することが「プログラミング的思考」です。
【3】CHECK(戦術分析):何故、 「編集力」が弱い かを分析します
特性=「編集力が弱い 」となります

「 情報の編集力が弱い 」ことをあらためて考えます
情報を編集する為に必要と考えられる能力が弱いと想定します
- 情報を読む能力が弱い
- 情報を話す能力が弱い
- 情報を書く能力が弱い
- 情報を組み合わせる能力が弱い
更に、4つに要因を掘り下げていきます
4つの各項目に対してWHYを5回以上繰り返し、DOする内容を決めます。
- 読む ⇒ 読む速度が遅い→理解するのが遅い→読解力が弱い→国語がすきでない→現代文が読めない→ 読解力が弱い
- 話す ⇒ 話が長い→要約する力が弱い→日頃の読書量がすくない→ 国語がすきでない→現代文が読めない→ 読解力が弱い
- 書く ⇒ 書くのが苦手→文章の書き方をしらない→起承転結をいしきしていない → 国語がすきでない→現代文が読めない→ 読解力が弱い
- 組み合わせる ⇒ 想像力が弱い→もっている情報量がすくない→見る視点を理解していない→頭が固い→自分の殻を破れない→失敗談を語れない→恥ずかしい→自信がない→能力がない→数学が弱い→読解力が弱い
【DO】の仮設:「彼女を見つける目的のためには「編集力を高める」PLANが必要で、その為には「読解力」を付けるという仮説が立てられました。
考える人によってこの「仮設」は違う結果がでますが、「仮設」の対策を半年間程度実行していくなかで、再度上手く行かない原因を修正して対策を考えて「継続」して実行し続けることがポイントです。「継続は力」となり最終的には目的を達成します。
【HOW】彼女を見つける計画(PLAN)の中で「繰り返して」失敗する本質が「読解力」がないという仮説を改善すプログラムを考えます。
【4】ACTION(結論):「彼女を見つける」方法(HOW)の提案


- 論理的に解決したい12の問題
- 論理的説明に必要な12の道具
- 新聞で注目すべき12の言葉