就職や社会人で役立つ「プレゼン能力」の強化策をプログラミング的思考で解説します

プログラミング的思考の素晴らしい所は「同じ繰り返し」を探すところです。失敗して初めて「なんで失敗」したのかの原因を考えますが、大事な視点は「同じことを繰り返していないか」と考えることです。この視点は、世界のTOPリーダー達も常に思考の根底にしているはずです。そこに着眼する「プログラミング的思考」は問題解決の本質に迫る一番の早道といえます。

同じ失敗を「繰り返す」場面を想定します

端的に言えば:「要約できていない」ことで集中力を発揮できないことですね。殆どの「失敗する原因」はここにあります。

「要約」を阻害する主な原因6項目

  • 当日、議論への集中力がなく緊張だけに終始
  • 議論にでている内容を理解できていない
  • 常日頃の情報入手のINPUTへの意識が強すぎる
  • 常日頃の情報発信のOUTPUTが少なすぎる
  • 自分評価に意識が集中している
  • プレゼンの型を知らない

最後に書いたプレゼンの型については、国語であれば「起承転結」であり社会人であれば「PDCA」となります。

失敗する原因は「DO(行動)」不足

プレゼンの型に当てはめて考えることは重要です。但し、型「起承転結」や「PDCA」の型に沿って思考するとそれらしい結論やACTIONにはなるのですが、真実の「結」や効果のでる「ACTION」に至るかは、やはり何を「承」「DO」したか、つまり行動したかによるわけです。

そして「DO」の進捗を分析「CHECK」して改善「ACTION」していく全体のプログラムの継続こそが成功に導きますが、「DO」の未実施や中途半端な場合は必ず失敗するという至ってシンプルな構造となります。

プレゼンテーションの醍醐味

更には、プレゼンの場合には「多数の相手に伝える」ことになる為に「物語(ストーリー)」が必要で、このストーリーなき「プレゼン」は料理の知らない人が「レシピ」を見ないでいきなり料理をつくるようなもので「必ず失敗」します。

一般的には「観客」の意識は散漫な状況にあります。簡単に言えば「物語(ストーリー)」を聴く為にその場にいるだけです。つまりプレゼン者が何を語るかに期待はしていますが、あくまでも意識はあらゆる方向に飛んでいます。

この散漫な空気に圧倒され緊張が走るのが一般的ですが、逆にその散漫な空気を一体化させることがプレゼンの醍醐味とも言えます。

プレゼン能力は毎日の「OUTPUT」量に比例

一体化までの無難な順番は赤ちゃんあやすのと同じく「散漫な空気を撫でる自己紹介、前提、概略説明⇒実施状況を物語に例える説明⇒物語の中でのエピソードで熱気⇒「驚きの結果」に集中する⇒会場が一体化する」です。

このような理想的なプレゼンができるには日ごろからの訓練が必要です。それはズバリ「 常日頃からの言葉に対する『OUTPUT』」の訓練となります。

「OUTPUT」が集中力訓練の基本であり、「OUTPUTの量」の差が「熱量」の差と言えます。「熱量」は即ち集中力の結果であり、その集中力を発揮させる為には「日ごろからのOUTPUT」の訓練以外の方法はないと考えます。

プレゼン能力向上のACTIONプログラム

最重要点は「要約」する事に集中する

  • 情報入手のINPUTへの意識を減らす
  • 情報発信のOUTPUTを強く意識する
  • 自分評価に意識を集中しない
  • プレゼンの型を知る

結論は「要約」に集中する為にINPUTを減らしOUTPUTを強化するだけです。そのACTIONプログラムがこれです。

「集中する方法」の詳細記載は⇒こちら

このプログラムでは、一番の問題点を「要約できていない」からプレゼンが失敗すると分析して作成しています。

自分への意識集中では伝わらない理由

あらためてプレゼンの価値や意味は、HOW情報を直接聴衆に伝えることで「その場」にメリットをもたらす働きかけです。つまり、「聴衆ファースト」のサービス行動と言えます。

ところが、「自分ファースト」のあがり症の人は自分自身に意識が向きます。例えばプレゼン中に「滑舌が悪いと思われたくない」「緊張を悟られたくない」と、自分の評価に意識を向けてしまいます

こうなると、聴衆は心が動かされず、場に熱がなくしらけてしまいます。こうなると、あがり症の人は「私はプレゼンが下手だ」と結論づけ、プレゼンへの苦手意識から脱却でなくなっていくことになります。

最重要点「要約」を選択した判断基準

本題に戻します。それでは何故「要約できていない」が最大の問題点と判断したかについての判断基準について解説します。

Keyワードとなる判断基準は「抑制」です。「抑制」する機能がないと「拡張」できないという判断基準に基づいています。「抑制」とは「ブレーキ」を掛ける機能という意味です。

車を運転する時を想像してください。もし車にブレーキが無ければ「加速してスピードは出せない」ですが、ブレーキがあると「加速してスピードは出せます」つまり「拡張」できるという関係にあります。

他にも「編集」するという言葉がありますが、これも質的には同じです。編集する際には無駄な部分を 「省く」ことから始めますが、「省く」という「抑制」により「言葉や情報が厳選」されインパクトが拡張されるという関係です。詳細は別のブログで記述しています。⇒「本質の鍵:抑制」はこちら

就活や社会人においての最強の武器

  • プレゼン力
  • 議論を集約する力
  • 相手の話を聴く力

この3点はどれも重要ですが、多くの方が苦手な「プレゼン能力」が最強の武器といえます。

このプレゼン力にはあらゆる能力が凝縮されて初めて上手いと評価されます。

  • 集中力がある⇒(WHAT)熱量で元気を与える
  • 物語が編集されている⇒(WHO)観客が論理性を学べる
  • 驚きの結論⇒(WHY)何故を体験できる
  • 感動する⇒(WHERE+WHEN)会場で感動できる
  • ACTIONプログラムの発表⇒(HOW)ノウハウを伝える

この様に上手いプレゼンは5W1Hを多くの聴衆の前で1人で初め、多くの人と共有させる過程を披露するわけですから逃げ場がないという意味では一番厳しいことは間違いありません。

逆にいうと「就活」「社会人」の能力を判断するには一番早いとも言えますが、多くが「要約できていない」為に上手く聞こえても中身が薄く差がつかないというも面も否定できません。

従って、議論内容、傾聴力や筆記試験(知識、地頭)も併用する必要があるというわけです。