戦略構築は16の論理的思考(根源)とその組み合わせから構成される!

戦略の根源図

1.職人技の「感覚」は「論理」を凌ぐが・・
2.論理的思考が必要な訳
3.戦略の構築方法
4.論理的思考とは
5.戦略テーマの根源16
  ⇒5.1)きっかけ
  ⇒5.2)入口と出口
  ⇒5.3)差異と共通
  ⇒5.4)一体化させる
  ⇒5.5)標準化
  ⇒5.6)想像を超える
  ⇒5.7)自己組織化
  ⇒5.8)全体と部分
  ⇒5.9)早いもの勝ちと縄張り
  ⇒5.10)スタンス
  ⇒5.11)共存
  ⇒5.12)ブランド
  ⇒5.13)双方向
  ⇒5.14)逆転の発想「淵」
  ⇒5.15)ギャップという「間」
  ⇒5.16)守破離を目指す
6.まとめ

1.■職人技の「感覚」は「論理」を凌ぐが・・

仕事をするなかで「感覚だけ」で色々したがる人や、「感覚だけ」で色々発言をする方が、多くいませんか?

米国野球殿堂入りした「イチロウ」さんは、非常に「感覚」重視ですが、彼のいう「感覚」は、「感覚」と対話する「自問自答」の中で生まれる「仕組まれた時間管理と生活環境や生活過程」の中で創発された「感覚」ですので、一般的に言われる「感覚」とは異次元で「職人技の超感覚」ですね。

話しを戻します。

2.■論理的思考が必要な訳

一緒に仕事をすると「非論理的」「論点が未整理」「それで?何が言いたい」みたな人や、やたらと「論理的風」な言い回しの一言で言えば「眠たくなる方」がおられますね。賢いかもしれないが少し??な空気が濁ったような方おられますよね。

仕事で必要とされる「論理的思考は何か」「論理的思考の必要性」が、今一つ「もやっとしている」、今一つ「表現できない」みたいな方々へ、「論理的思考とは何か、何故必要か、仕事に連携している部分は何か」について、経済や社会が求める「論理的思考の目的」をお伝えしたいと思います。

100冊前後の経済本関連を読んだ上に、10年1万時間(4時間×250日×10年間)以上の管理職の経験で導き出した体系です。様々な本は読みましたが、中々詳しく書かれたものにお目にかかった事が有りませんでしたので、それなりに価値はあると思います。最後まで「見て、読んで、教えてあげてMIYOO!」

3.■戦略の構築方法

その体系は、次の3つの足し算です。【1】フレームワーク「枠組」のマトリックス ⇒縦軸と横軸【2】深めて考える「なぜ?なぜ?問答の継続」交点と接点 ⇒共通する点と琴線に触れる【3】「論理的思考の16パターンの目的に合致させる」です。【1】と【2】は論理的思考の入門書ではよくある内容ですが、今回の主要テーマである【3】の「論理的思考の16の目的(テーマ)」こそが「戦略的思考」「戦術的思考」そのものです。新しい「発想やアイデア、仕組」をどの様に「提案書」にまとめれば「論理的」で「インパクト」のある内容になるかを説きてみました。

4.■論理的思考とは

はじめに想像してみてください。
「最終の目的」がない「提案書」には「説得力」はありません。「説得力」とは「価値あるユニークな目的を論理的に説明することでインパクトを持ってわかり易くが語られたか」に尽きます。「論理的思考」とは「戦略、戦術」が一体化したものです。戦略とは端的に言えば「戦いを略する」事であり、戦術とは「戦う術(すべ、方法、手順)」ですので、戦略「出口」と戦術「手順」を具体的に示す事と言えます。

5.■戦略テーマの根源16

「お決まりの形式だけの報告書」から論理的インパクトのある「提案書」にする為には、【1】のフレームワークを使い【2】の問題点である分析結果である交差点、つまり、「問題解決策」を見つけだし、【3】次に記述する「戦略テーマの根源16」を活用することがその「秘訣」だと結論付けましたのでご紹介します。

1)から16)のテーマを活用すれば提案内容に「論理的インパクト」が付加される筈です。

⇒1)きっかけ

「提案書」に些細な本当に小さな「きっかけ」「動機」が、どんな恐ろしい、大きな結果を生む事になるかを書かれていたとすれば、いかがでしょうか。

”風が吹けば桶屋が儲かる””ブラジルで蜂が羽で小さく羽ばたくとテキサスで大きな竜巻がおる”ような喩え話があります。食物連鎖やウイルスの拡散です。有名な「割れ窓理論」も同じです。https://ja.wikipedia.org/wiki/割れ窓理論・犯罪の街ニューヨーク対策で「日本の歓楽街すすきの対策・アップル社スティーブ・ジョブズによる士気の立て直し」の話にも使われています。

些細な「きっかけ」が、最終的にインパクトのある異次元な結末になればなるほど「提案書」の波及効果は最大化しますよね。いかがでしょう。

では次に
⇒2)入口と出口

優れた「切り口」の提案により「入口」が創られると、良いアイデアが創発されていき、結果が出され、その結果が改善の「きっかけ」となり、徐々に「出口」が形成され確固たる完成した「出口」となります。人体で言うと「口」が「入口」で「肛門」が「出口」ですね。「肛門」は大腸の最終ですので、簡単にいうと「口」に入れる食べ物は、「大腸」に良い物であれば最高な食べ物となります。つまり「出口」を想定した「入口から出口迄の連携内容」を考えるべきだと言う事になりますね。「出口」の内容であるアウトプットこそが、投資の対象となっています。

次に
⇒3)差異と共通

多くの仕事で、着目すべきポイントは、「差異」と「共通」部分。顕在化している「氷山の一角」にフォーカスし、潜在している部分を探ります。この考え方は、「変化」を分析することに尽きます。その分析には、分析の基本である「マトリックス」を使って縦軸と横軸に要素を分けグラフ化していきます。エクセル関数の出番です。「差異」「共通」となっている部分の要因分析をしてまとめます。かなり重要な報告書になるはずですし。その差異こそが同業のなかで「生き抜ける」戦略が潜んでいるはずです。車でいえば、レクサスとベンツの「差異」と「共通」の部分を考えればイメージしやすしのではないでしょうか。

また、
⇒4)一体化させる

差異と共通部分を探したあとアイデアを「加え」て、連携できないかを考えます。これで連携するアイデアにより現在の内容と一体化できれば「オリジナル」が生まれます。例えば、車のフレーム部分だけを共同製造したりとか、現存するサービス体系で「差異」のある銀行同士が「振込窓口」を共同で運営するなど、一部、又は全部で「一体化」する事で大幅な経費削減を実現するとかが該当します。

次の5~9は、「仕組がもつパワー」の観点です。「パワー」なくして「説得力」はありませんよね。

先ずその1番目は、
⇒5)標準化

マニュアル化での「効率化」だけでなく業務の「標準化」を徹底する。マニュアルは「手順書」の作成。標準化とは、その「手順書」をいつチェックし、いつ上司に報告するか、上司は、いつその結果を分析し対策の進捗管理を行い、更に上司に報告するか。報告期限の設定により部分の役割が全体の連携サイクルが「業務フロー」として流れだし、更に改善更新される「改善フロー」が当然になるといった、これが「標準化」です。逆に間違った流れができてしまうと、組織が蝕われ破壊されてなる所が恐ろしい部分です。いわゆる「テロ組織」も「相互不信の極みの循環サイクル」の「標準化」と言えるかもしれませね。

次に想像を「超える」パワーとは、
⇒6)想像を超える

この世の中で最大の「力」は「利息」だと、アインシュタインは言ったそうです。
想像して下さい!とてつもなく大きな、0.1mmの薄い紙があったとします。一度、折り曲げると0.2mm。もう一度折り曲げると0.4mm。この繰り返しをたった48回追加します。どれくらいの厚さになるか考えますか。

0.1mm×2×2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・×2×2×2×2。つまり、2の50乗×0.1mmです。結果はなんと!約1.1億㎞。ほぼ、地球と太陽までの距離です。もう一度折ると地球まで戻ってきます。このような「インパクト」を総じて「超える」と言ってますよね。このような凄い仕組みを提案するとノーベル賞ものですが。こいう収穫逓増する仕組みこそが「提案の醍醐味」で必要な「仕組」です。逆の収穫逓減する仕組みは「パワハラ、セクハラ」などコンプライアンス違反に代表され、モチベーションの大幅低下を招きますね。そう考えれば、社会には、モチベーションの落ちる出会いや上司が満ち溢れているからこそ「収穫逓増する仕組」には大きな価値があり、想像を「超える」仕組みは、ノーベル賞に該当する訳ですね。

続いて3つ目は、
⇒7)自己組織化

これは組織的な機関、器官、心理の「標準化」で、比較的「悪い影響」を及ぼすニュアンスがあります。例えば、①「割れ窓理論」にあった落書きから始まり、犯罪が多発していた当時のニューヨークやスラム化した都市②ブラック企業③派閥、財閥、宗教④マネーロンダリングの組織体など、ある時「無」から1点が発生し、やがて、2点、3点と集積が始まり、連携する「形、流れ」ができると自ら連鎖して拡大していく増殖活動です。

注意しないといけないのが、「氷山の一角」という認識です。水面下にある「自己組織化」している潜在している力ですね。顕在化した時には、もう既に手遅れになる場合が多々有りますので、普段から組織管理やコミュニケーションにより水面下への情報入手や配慮の「継続」が必要ですよね。

自己組織化とは違う重要な視点です。
⇒8)全体と部分
「部分」の集合体が「全体」にはなりません。この所は押さえておきたいポイントですね。

例えば
・臓器の集合と生き物として全体
・部署の集合体と会社全体
・国の集合体と地球全体
は違ってきます。

何故か「全体」は、自己組織化していく事で「部分の集合化」を遥かに「超えた」存在となります。良くなる場合と悪くなる場合があります。悪い場合だと群衆心理として「個人」の心理を超えた「群衆」として狂暴化するなど不安定化する場合もありますね。

創業者リスクに対する創業者利益は、
⇒9)早いもの勝ちと縄張り

あらゆる組織には、一番早くリスク、苦労を背負って操業した組織や仕組が成功した場合に「既得権益」が発生します。良くも悪くも「早い物勝ちによる縄張り」が蔓延っていますね。

・市長新の議員
・PTA会長と役員
・〇〇協会理事長
・企業TOPとその元部下
・有名出身高校、有名大学からの就職

最初に旗(フラッグをたてた者)が、心理的優位から物理的優位へ発展させたいわゆる「伝統」が形成されます。

また、「標準化できて暴利を生んでいる会社」「自己組織化した組織」「全体と部分的な役割の組織」など様々な組織体同士が複雑なパワーバランスの上で世間は成り立っています。学生の時のような、「1対1」の感覚では生きていけません。だからと言って「二重人格」になる必要もありあせん。立場は、常に2つ以上あるという認識を持つ事が重要です。

そこで出てくるのが、
⇒10)スタンス

よく「彼と私はスタンスが違う」などと言いますが、重要なポイントは、「スタンス」は、1つでなく多数あると言う点です。1人の人が、2つ3つのスタンスを持って生きています。ここを理解しないと「交渉」のポイントは掴めません。複雑に絡む立場を考慮した提案が「交渉力」「折衝力」を高めます。

もう一方では、交渉には必ず「共存」的な発想が必要となります。
⇒11)共存

共存できる理由は、「差異」の有無です。「差異」が無いと生き残れません。

企業戦略としても差別化戦略という言葉がありますね。
・価格
・サービス内容
・対象の年齢

など少しでも違うと生き残れる可能性があり、競争の中での「双安定」も発生します。

「差別化戦略」と言えば、「自分らしい」「あの会社らしい」というブランド的視点です。

⇒12)ブランド

ニッチな市場では、「自分らしい」をテーマとした五感(嗅、音、触、聴、味)への共感である超「ニッチ市場」が発達し更に細分化された感覚(揺らぎ)へいよいよ移行してきています。あるニッチな商品が「伝統」を持つ事で「ブランド」に成長します。一度できた、「ブランド」により更に違った商品がヒットしていく「ブランドの標準化」は、財閥化していく事もあります。

「入口」は非常に狭いニッチでも非常に「深い」為、大きくなりすぎた大企業が参入できない市場に対してインターネットの成長により、より促進される場合がありますが、ネット倉庫業のアマゾンが、そのニッチな市場にネットで対応する「ロングテール戦略」を使って大成功を収めています。https://ja.wikipedia.org/wiki/ロングテール

続いては、
現代社会の象徴です。

⇒13)双方向

「双方向」の代表は、
インターネットですね。

テレビのような「一方通行」なメディアから「双方向」のメディアに移行しています。今後、益々AIの発達で加速する事は間違いなですね。AIは文章読解能力が欠点と言われていますが、「パターン分析」できる場合での「双方向」受発信は驚異的なパワーを発揮しますので、今後が楽しみです。

似たほかの思考パターンは
・「表」と「裏」の関係
・「作用」と「反作用」

のパターンにも視点を払う必要があります。

双方向な情報の受発信が進み、かつ、オリジナルが固まってしまうと世間にある「淵」に行きつきますが、ここでは、「発想の逆転」をご理解ください。
⇒14)逆転の発想「淵」

「崖っぷち」「窓際族」「異端児」のようなレッテルが媚びりついている「淵」ですが、地球全体を俯瞰した場合はイメージが変わります。

・大陸棚
・地球から200km大気圏にあるオゾン層
・地球の表土(表面から1m程度)

大陸棚は、海と陸地の淵です。太陽の光を浴び魚介類の宝庫ですね。オゾン層は大気圏と宇宙の接触ラインで、地球を降り注ぐ紫外戦をカットしています。地球上の表演にある1m程度の表土では地球の殆どの穀物が栽培されています。

「淵」にいる人間も非常に大事な豊かな人財がいますが、残念ながらそこを活用できる経営者TOPが、多くは存在しないといっても過言ではないでしょう。「淵」にいる人は、自分で「居場所」を創り自分で稼ぐ手段を身に付けましょう。自分という「地球」と孤独という「空間」との接触ラインでオゾン層のような「特殊なフィルー」を発達させて、「特別な能力を蓄積できた人」になりましょう!

いよいよ「空間」への切り口ですね。
⇒15)ギャップという「間」

一段から「線引きして残った」部分ですね。特にお笑いとかで良く言われますが、会場全体の空気を「切りぬく線引き」の動作、言葉、沈黙、音、考え方等が「ギャップ」をつくる技ですね。非常に難しい事ですが、交渉する時は、クロージングしてから「沈黙」する事が非常に効果があります。「雄弁に語る」だけではクロージング空間には圧力が掛けられません。そんな場合は「沈黙」が金ですね。

最後に仕上げの視点は、
⇒16)守破離を目指す

先ずは、マニュアル通り実行し型が身に付いたら、自分の工夫を追加し元の型にオリジナルを加えて従来とは違う「技、商品、提案など」に進化さられたかという観点です。ここまで行きつくには、少なくとも物理的に「10年間10000時間」の鍛錬が必要です。逆に言いますと、「10年間10000時間」鍛錬した技術は「淵」にいた方が、発信しやすい立場とも言えますので、それぞれのスタンスを理解して「交渉力」を磨き、「~らしいさ」獲得にチャレンジして参りましょう!

以上

6.まとめ

「16の根源」の1つ又は複数の「戦略」を目指して「戦術」を持てた組織に勝るものはないのではないでしょうか。戦術を論理的思考の「ひな形」に当てはめます。つまり『①現状の問題点と現状分析②目標設定(組織方針に基く)③目標を実現する為の対策④対策実行の進捗管理方法⑤中間報告と修正目標⑥修正目標の為の対策⑦進捗管理(歯止)⑧6か月(半期)での結果⑨①から⑧迄を循環』させる事が、組織に必要な戦略を実現する為の戦術となる訳です。更に言えば、その「戦術」の進捗管理の「道場」が、本来は「会議」という事になりますが、実際はかなりかけ離れた状況ではないでしょうか。