大人がやり直す「論理的思考」のコツ

論理的思考力が必要な場面とその目的

学生時代に国語をきちんと勉強された方は少ない筈です。理由は日本人ですからね。

私も「国語」を勉強しなかったと言うよりは数学や理科、社会など勉強するときちんと見返りのある科目の強化に時間を割き、どうしても見返りを感じられない国語には、時間を割くほど余裕がありませんでした。

ただし、社会人になると「文章力」にその頭脳の差を感じている上司は多いです。私がまずその1人です。

どれだけ学生の時に数学(数学Ⅱ、Ⅲ)ができても普通にサラリーマンの事務や営業担当なら算数(加減乗除)に早く間違いがなければ全く問題ありませんが、「文章力」はあらゆる場面で要求され、更に年齢を増すごとに高いレベルを要求されます。

下に「論理的思考力」が必要な15場面を記します。

次のような場面で論理的な思考能力が無ければどうでしょう。大変な混乱を組織にもたらします。いかがでしょう。

※左側は場面=右側は目的です。

1. 論理的に考える⇒筋道を理解する
2. 論理的に話す⇒相手に共感を得る
3. 論理的に情報を掴む⇒要点を理解する
4. 論理的に異性からモテル⇒異性の力を得る
5. 論理的に打合せする⇒短時間で終わる
6. 論理的に司会進行する⇒社内信頼を得る
7. 論理的に交渉する⇒的へ距離を詰める
8. 論理的に説明する⇒納得を得る
9. 論理的に現状把握する⇒問題点を選択する
10.論理的に問題を分析する⇒事実を出す
11.論理邸な目標設定をする⇒対策を考える
12.論理的に報告書を書く⇒上司の承認を得る
13.論理的に稟議書を書く⇒社長の決裁を得る
14.論理的に新聞、本を読む⇒世界情勢を分析する
15.論理的に戦略をたてる⇒有利な土俵で戦う

右側の目的の為には「論理的思考力」は必須となります。具体的には、(1~5)は係長(6~10)は課長、(11~15)は部長には必ず必要ですね。

社会人の等級レベルが上がると実務から総合的な内容となり当然ながら多くの関連する担当者、部署、会社から情報を収集し分析し戦略を構築していくことになります。

つまり、全て「自分以外」にコンタクトし「様々な考え方」をまとめていかなければなりません。

自分以外からの力をたくさん得て、それを更に会社方針(利益、戦略等)に沿って報告書をまとめあげて初めて「仕事のできる管理職」になれます。

組織で仕事をし利益を得る為には、会社の資本に幅広く、深くコンタクトできる事で「効率的な仕事、提案内容」になります。

若い時は感じませんが、何気なく利用している「人、物、金、時、情報」は全て会社が蓄積した財産であり資本です。

この資本にコンタクトする場合には常に「効率的であれと書かれた」ドアがあり、このドアの鍵穴に上手く鍵を差し込まないと、開かないというのが会社のお決まりの「ルール」です。

この「ルール」を決めているのは「役員会や社長」ですので、今は仮に弱くても能力を上げていく覚悟、意思は必ず要求されてきます。

サラリーマンでなく、自営の場合なら尚更、銀行等から融資を受ける場合や、株式を発行してお金を集める場合でも「論理的な書面」が無くて始まりません。

この「効率的」というルールを共有化できて初めて「書面」に価値が備わり、その「書面」に対して信頼が集まり「その書面に対して投資」がされます。

これは、資本主義の「ルール」です。逆に言えば「ルール」さえ確保できれば、世界中から投資される事になります。

効率的を端的に言葉に表すと、「高付加価値、安く、早く」✕「新しい仕組」という事になります。