大人の「論理的思考」を社会の場で考え直してみる

【1】論理的思考の「究極」の目的

■「資本」の現状を「分析」し「価値」を増やす事

「資本A」=「人、物、時、金、情報、エリア」
「資本B」=「空間、美、ビッグDATA」
「分析」=「資本」✕「資本」

■つまり価値を上げる為に「資本A」を投入し、又は削除して目標(方針)を達成する為の現状把握、分析、対策、進捗管理、改善というPDCAサイクルを回します。

■「資本B」は、今後はユーチューブ、FACEブッツク、ツイッターとVRや3D技術、AI等の進化によって個人資本ともなりうると考えています。

1. 最終決定権者の方針は論理的に決められる

例えば、
地域シェアNo1という方針の下、
経営資本「人・物・時・金・情報」を
投入、又は削除します。

営業利益率10%という方針の下、
経営資本「人・物・時・金・情報」を
投入、又は削除します。

発注単価の5%UPという方針の下、
経営資本「人・物・時・金・情報」を
投入、又は削除します。

体脂肪率を10%以下という自己目標の下、
個人資本「人・物・時・金・情報」を
投入、又は削除します。

2 .論理的思考の基本はマトリックス(行列)

「資本A」には、大枠で6✕6の36パターンの組み合わせがあります。

この中で、不調な内容を抽出し更に分析し不調な要因を分析します。

{人・物・時・金・情報}✕{人・物・時・金・情報}に関するDATAをかけ合わせて分析します。

この掛け合わせて分析する方法が行列(マトリックス)で、仕分けの基本ですが、ここに「交点」という意識を私は働かせます。

交点は必ず集中すべきだと考えるからです。例えば、人生も論理的に語れば、人と人の交点であり、その交わり方が深いか浅いかや、又は、交わらないかで語れます。

違う例では、住所でも「市区長村」と「丁目」「番地」「号」の交点で全て特定できます。世界中が特定できますよね。

少し政治的内容で考えますと、日本は法治国家ですね。この仕組みは、人と社会の交点が法律であり、それ以外が慣習と言えます。

更に考えれば、結婚は男性と女性(最近は同姓同士もありうる)の国家が認める交点と言えます。

友人となるのも交点と言えますし、家庭は家族の深い交点といえますね。

従って、論理的思考の基本にマトリックス(行列)が使われる理由は、論理的思考の基本が「事実を積み上げる事」にあるからであり、その為にはマトリックスの対象である「交点」が、現在どのような状況にあるかの「事実確認」をする必要があるからです。

または、逆に、どこに一番の好不調の原因であるかの事実を探るかの要因(事実)を掴む事にあります。

3 .分析手法(エクセル関数、VBAマクロ、C言語他各種)

分析方法は、マトリックスで仕分けられた対象をエクセル関数で分析します。

殆どの場合は、エクセル関数で可能ですが、分析を自動化したり、沢山の違うホルダーにありエクセルファイルのDATAを同時に対象として分析する為にはVBAマクロの知識が必要になります。

C言語他のプログラミング言語を使う分析はVBAマクロより更に複雑なDATA分析の場合で、例えば株価変動を常時分析する等の場合になります。

つまりC言語等のプログラミングをしての分析は専門分野となりますので、会社の中枢にいる戦略担当者であってもエクセルでの大枠分析で充分です。

この分析の方法を理解している営業系の上司は以外と少なく、理系の技術系や企画室担当者やその実務担当者に頼っている管理者が多いのが実態です。

その事で分析担当の者たちが、分析できない上司に下でぬくぬくと過大評価され、会社をダメにしている事は否めません。

ここで重要な事は、「エクセルやVBA」で分析できることが論理的である事とは全く違います。

論理的思考ができるか否かは「事実確認を積み上げる事」に尽きますので、分析方法のエクセルやPPT(パワーポイント)が使える事は、論理的思考とは違います。

事実を積み上げる為に「エクセル関数やVBA」を使いこなす必要があるという事です。

【2】学生時代に論理的思考を高める方法

1 .高等数学の 数学Ⅰでは証明、集合、確立(場合分け)の部分が特に論理的思考の勉強になります。

しかしながら、この証明、集合、確立を好きでない方は非常に多く、逆にここが出来れば一気に偏差値は15上がります。偏差値50の人が65になる一番のポイントです。

また、数学Ⅱでは数列とベクトルと微積が論理的思考に必要です。

数学Ⅰの2次関数は、比較的好きな方や因数分解は理解しているという方は比較的、論理的思考のできる基礎があると思います。

そこにDATAで抽出する関数知識と集合と場合分けする能力が加われば大丈夫です。

学生時代にやり残した感のある大人の方が、今さら数学Ⅰ・数Ⅱをやり直すのも大変ですが、エクセルから勉強してVBAのマクロが出来るようになれば論理的思考はできていると思います。

ここで注意ですが、エクセルでグラフが書けたり、パワーポイントで簡単な報告書が書けたり出来る人を、論理的な大人と判断するのは逆に全く間違いです。

殆どが、論理的でもなく、ただ書き方を知っているだけの方です。会社なら企画系の方に勘違いしている方を多く見かけます。

2 .国語・英語  国語も英語も偏差値で60以上を安定して突破している人は長文読解ができる方です。

ここも論理的な思考が必要になります。国語なら特に評論文を読む事が大丈夫か否になります。

評論文は、くだらない長い文章に結論がほんの一部しかない内容ですが、質問に対して文章に書いてある事実から答えを結論する問題です。

この評論でのポイントは「書いてある事実を積み上げる事で結論に至る」という事です。自分の思いや推論による論理の飛躍は全て駄目✕です。

評論文が論理的である事は、まさしく「書いてある事実を積み上げる事で結論に至る」ことに集中している事です。

つまり、論理的という事は「事実だけに基づいて結論を出す」事です。

3 .理科、社会は論理的思考から遠いと考えがちですが、以外と論理的に勉強する事が高得点の早道になります。いかに確実に理解して記憶しているかがポイントになるからです。

この記憶の方法は、先ずテキストを繰り返して読む事から始まり、それを自分のノートにまとめて整理して記憶し過去問題で更にノートをバージョンUPしていく所がポイントです。

歴史年表の記憶については、事柄が起きた背景を理解しているかが重要な要素です。この背景をまとめ上げる能力は論理的思考に必要です。

歴史は、領地争いである戦争がほぼ全ての背景になりますので、その歴史に記された争いの水面下にあった要因をの確認して記憶する部分が偏差値の上下に反映します。

記憶は関連付ける事と復習をしなければ、20分後には42%を忘却し、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後(7日間後)には77%、1ヶ月後(30日間後)には79%を忘却するというエビングハウスの忘却曲線が有名ですね。

また、復習する気持ちになるかが大事ですね。その祭に関連付けた「自分ノート」が有れば脳の大敵「退屈」から解放され繰り返すモチベーションが生まれて維持できます。

4 . 2020年度から小学生の勉強科目に加えられることが決定している「プログラミング的思考」です。

イギリスでは2014年から既に正式な科目として導入されています。最も進んでいる国としては、2012年に導入しているエストアはマイクロソフト社が支援しています。

 

フランスでは数学の一部として導入済、フィンランドは2016年に必修科目、ロシア・ハンガリーでは2003年から導入されています。

アメリカでは選択科目としては既に導入されているのが現状です。

ロボットを動かす為に、具体な手順を考え、場合による分岐命令をし繰り返す条件を考えるという、現在では数学での確率の場合分けと手順を考える力を小学校から必須科目として導入するといいうものです。数学に動きを持たせるという事になります。

【3】論理的な大人が資本(社会・個人)の価値を高める方法

1 .頭が良くなる方法を知る
2 .解決したい問題の解決法を知る
3 .解決に必要な道具を知る
4 .戦略と戦術とマニュアルの違いを論理的に理解する

⇒戦略の構築は、16パターンが根源となっています。戦略は時の如く「戦わず略して勝つ」事にあります。

⇒戦術は、

戦略を実行する為の具体てな技術でありマニュアルという手順に進捗管理と修正が加わります。

つまり、

マニュアルにPDCAを加えたもの

が戦術です。この違いを曖昧にしている大人は先ず正確に理解する必要があります。

5 .管理職の目的を論理的に理解する

管理職は社会人の中でも論理的思考においては大人になっていなければなりませんね。

新入社員に論理的思考で負けるわけがないという自負をもって頂きたいものです。

その理由は、戦略も戦術もマニュアルも報告書も論理的思考により作成しなければならない内容でありそれを作成するのが管理職(係長、課長、部長)です。

社長は、経営資本の状況を分析して経営方針を立案します。その方針を達成する為の戦略を役員会で決定します。

決定された戦略の下、戦術を立案する訳ですから、新入社員や若手社員に負けるはずがないのです。

しかしながら負ける大人(上司)が出てきます。その原因は、管理職を束ねる各段階の上司が論理的でないからだと言えます。

戦術は戦略と違い不調な部分を抽出し改善策を立案します。その一部に若手を育成する為のマニュアルを作成し、進捗管理し改善策を立案します。

この基本的な流れを正確にする訓練をしている管理職が少ない事が要因ではないでしょうか。

恐らく管理職全体の70%程度は、問題点の抽出を論理的なに分析抽出する事無く、経験と勘で構成した戦術を部下に指導しているか、又は何もしていないかの何れかの状況であると推測します。

この判断は、全企業の実態把握をした上での話ではないので論理的とは言えないですが、私の所属していた一部上場企業における幹部研修の指導をした際の経験からしてそれほど大きく間違っていないという事を根拠にしています。

6 稟議書は、お金であるという事を論理的に理解する

稟議書という会社で良く書かれる書類があります。会社・官庁などで、会議を開催する手数を省くため、係の者き案を作成しで関係者に回覧し、承認を求める書類を言います。

この書面に必要予算と補完する資料やDATAを添付して、社長が決済すれは予算承認され、不十分なら上司に説明し上司が承認すればその上司は決済権限内で承認にいくという流れとなります。

会社組織は、上司が承認すれば、1億円位までなら書面で完結します。つまり、書面を書く力は予算でありお金と同じことになります。

文章作成力が、お金であるという感覚がない管理職が多く、論理的な文章に対する意識が弱く承認できない事が多々あります。

7 .人前挨拶のパターンを論理的に理解する

人前での挨拶が下手だという方は大変多いはずです。一定の挨拶のパターンを知っていれば簡単です。

挨拶の場面を考えますと、初めに沢山の人前に出てきた時が先ず会場の方と自分との接点になりますね。先ほどの交点とは少し違います。

接点は「空気に触れる」感じですので、その時は「まず自己紹介」ですね。この時の注意点は、優しく「触れる」事が無難ですね。数学で学んだ「接線」となる事に集中して考える事だという事です。

つまり「自分がこの会社で経験した内容やエピソード」を語る事です。この経験を語る事や、経験に基づいた考え方などが挨拶の基本です。

「接線」というイメージで話すと優しく落ち着いて挨拶できる筈ですが、いかがでしょう。

8. 会議や社内報告会を論理的に運営する方法

会議の目的は2種類有りますね。情報の共有する会議と問題点を解決する打ち合わせの会議の2種類です。

特に2つ目の、問題解決策(=人、物、金、時間、情報)について結論を出すという会議においてです。

「それぞれの担当者のもつ時間軸と問題点の交点」を揃えていく事を決めないと時間がどんどん長引きます。

問題なっているDATA分析と抽出する事が、交点の洗い出しですが、組織の方針に照らしてできる否かがポイントになります。

9 .部下指導を論理的に行う方法

先ずは、部下の実力の現状把握と現在の目標、そして対策の進捗確認です。

そもそも各自の目標達成する為の対策を真剣に書かせているかが一番の課題である場合が殆どの筈です。

更に言えば十分なDATA分析を行った上での対策であるかがポイントです。

更に言えば、DATAを取っていたかという部分もあります。なければ、成績の良い者との比較から指導するしか有りませんが、成績の良い人は、その人しかできない技術による部分(戦略)が多く、参考にできないという現実もあります。

10 .報告連絡相談を論理的に行う方法

報告連絡相談に必要な要素は「端的」か否かです。報告連絡相談内容が「端的」でない部下はそれだけで問題です。

問題点の事実確認ができていないからで、そのような部下に電話でなく文書で報告するように指導します。

そして論理的でない部分(事実確認を積み上げていない部分)をその都度確認するよう指導するしかないと考えます。

11 .人事評価を論理的に行う方法

人事評価の書類を上手く使う管理者もまた少ないのが現実です。簡単なのは達成率の順位を名前を記載せずオープンにすることです。

また半年に1回まとめて書か書かせるのでなく毎月期限付きで記入するようにすれば各自が進捗管理を意識するようになります。

人事評価を論理的に行う為には先ず大切な事は「評価を公正にする」必要があります。

その為には「評価事実」を皆で確認できる基準を設定する事と結果をプライバシーに配慮して公にする事で「事実確認」が誰でもできる事になるからです。

評価基準が不明確で上司次第で決まり公表されなければ人事評価表は上司が神様仏様でなければ必ず組織は可笑しくなります。神様仏様の様な上司は今時、皆無でしょう。