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■最近、腑に落ちたことば
The opposite of success is not failure. It is doing nothing.
成功の反対は失敗ではないんだ。
それは何もしないことなんだ。
最近、一番腑に落ちた言葉ですが、この内容をプログラミング的思考で解説してみます。
■多数派は
「主体的に何もしていない」
私も含め7割の方は「何もしなかった」者であるのではないでしょうか。つまり学習については「成功していない」部類の方が多いはずです。
しかし、時間が経て振り返って考えてみると自責の部分も多くはありますが、他責の要因も多々あるんではと、気が付き始めておられる方も多いと思います。
■何故、なにもしなかったのか
それでは何故、「何もしなかった」かを考えると、きちんとした情報に当たるチャンスが少なすぎたことがその要因の1つです。
中学校の先生の教え方に文句を言うほどの実力もなかったので「自分の能力」が単純にないのだと思い込んでいた節がありませんでしょうか。
また先生に対するある種の尊敬の念や「記憶偏重教育」や「読書すれば読解力が付く」という間違った情報を鵜呑みにさせられていた様にも思います。
ただ現在の教育方法が当時の状況からどのような変化しているかに対して単純には説明することは出来ませんし、また振り返っても今や無駄なことですね。
■社会にでて重要な事
重要な事は、兎に角、「社会にでた時に必要とされる能力」から逆算して今何を学ぶべきかを考えたほうが効率的で有益であるはずですね。
更に言えば、このような情報を受け取る術もなかった時代(1970年代)からすると現在は逆に、術が増えすぎてどれが正しい情報かがわからない面もあります。
■時代背景に
相似で有益なサイトとは
そこで、このMIYOOサイトが時代に即した正しい情報の条件を備えているか否かを証明をしてみます。
「時代に合致した正しい形」を三角形と見立てて説明を加えます。
2つの三角形(時代とサイト情報)が相似であることを示すための条件
- 3組の辺の比がすべて等しい。
- 2組の辺の比が等しく、その間の角度が等しい。
- 2組の角度がそれぞれ等しい。
相似か否かの説明で利用できる条件は「2組の角度が等しい」という内容が一番適当ですのでそれを使います。
①AI時代に対応する 「プログラミング的思考」の説明があるか(これが1つの方向の角度)
②新たに導入される「論理国語」について説明しているか(これがもう1つ方向の角度)
という時代の要求された2方向の説明が同時に成されているかにあります。このMIYOOサイトではその2方向について同時に説明することを中心に置いていますので時代に相似し適切と言えます。
どちらか1つのテーマしか扱わないサイトの場合は、時代に合致した相似形になっておらず、これからの教育の情報案内としては不十分と考えています。
この2つの大目的は非常に大きいため、「プログラミング的思考」の基本である分解(小分け)により両方の視点から解り易く案内するサイトが増えることを期待しています。
■成功のポイント
「戦略」と「継続」
社会生活のなかでチーム責任者として役割が与えられた場合に考えるべき内容です。家族や家庭の中でも自ずと役割ができますので、その点が能力獲得のチャンスです。積極的に以下の内容を考えていきましょう。
社会ではPDCAサイクルと言われています。PLAN・DO・CHECK・ACTIONの頭文字です。
■「人生方針」のPDCA
- 人生ビジョン(やり遂げる強い思いを持つ)
P)「大目的」を小分けにする
- 目的達成の為の現在の課題を考える
- 抽象的な課題を具体化する
- 戦略を考える「無駄を省く」
D)目的達成の対策を実施
- 対策(戦術)を進捗管理する
- 進捗把握は一定の期間でする
C)効果の有無を分析
- 奏功している対策は継続
- 効果の無い対策は削除
A)改善策考える
- 効果のある戦術を追加改善
■4つの例①~④
次の場合で考えてみましょう
①夏休みの宿題をする場合
②家族旅行の計画を建てる場合
③食費を月5万円で抑える場合
④希望の中学、高校、大学に合格する計画を建てる場合
ここで重要なのは「戦略」をもつことです。
戦略とは究極的には「無駄」を省くことにあります。無駄を省くには「判断」が必要で「判断」の為には判断基準が必要です。判断基準の為には「事前の調査」が必要で、更にはそこまでしたといと考える突き抜けた「自分の強い思い」が必要です。
それでは、「戦略的」に考えてみます。
「戦略的」とは
実施内容により自然と効果的なOUTPUTが成される仕組みでありチェックポイントです。
①夏休みの宿題についての戦略は「全部せずに得意な部分だけは自分で解答し、それ以外は頭の良い友人と共同で勉強する」
【省略】 無駄を省く
②家族旅行計画のチェックポイントは「全員の行きたい場所を確認しその共通する内容を探す」
【抽象化】
共通項を探し抽象化する
③食費5万円の場合ならお米代5000円を差し引いた「一日当たり1500円の週1万円単位で家計を運営」する
【分解】
目的達成を小分けにする
④受験合格の対策として「論理国語」「数学」を徹底する
【集中】
全科目に通底する事に集中する
このように戦略的な考え方を
若い中学時代から考え実行できていれば、
おそらく希望通りの納得した結果を得られたはずです。
■スイスの学校教育の例
- 50m走をする→タイムを確認する→時速、分速、秒速を計算する
- 脈拍を確認する→体の内臓を学ぶ→心臓の機能、血管は→調べる→発表会
無駄のない教育とはこんなことでしょうか。
体力と学問とプレゼン力が一連の流れで行われる事で、エピソード記憶と合理的思考力が一気に身に付くようにプログラムされています。
要約すれば「教える前に、まず考えさせる」というわけです。「まずは教えて、その後応用させる」日本の教育とは全く逆のシステムのようです。
一方、スイスでは大学進学率が低く、約1割強だといわれていますが、職業専門学校のシステムが大変優れているために、大学の重要性は日本の感覚とは少し違い、本当に何かを研究したい人が大学へ進学します。
このよう研究したい人が大学にいくシステムが大学の本質であるべきですが、日本では「必要以上の無駄な知識偏重教育」になっていることが伺い知れます。偏差値偏重の影響は課外活動を評価しない、つまり「非認知能力」を評価にいれない評価は全く無意味と言えます。
■「成功の反対」を考える
仕事であれ、遊びからでてくるビジネスであれ、改善を繰り返し、又は全く違うアイデアを加えてUPDATEしない事には行き詰まります。
当然ながら「成果を出す魔力」の活用をせず、何もしなければ、失敗をすることも出来ません。つまり成果も一切でない事は明らかと言えます。仮に「成果を出す魔力」をたまに実施したとしても「継続」できなければ成功は無理でしょう。
一方 「成果を出す魔力」の活用 をし、フロー図のなかで抽出された新たなアイデアに対して、対策と進捗管理を繰り返し「継続」すれば成功する確率が高まりますが、逆に失敗も多くなる事も明らかです。
つまり、成功の反対は「失敗」でなく「何もしないこと」と言えます。
■効果の無い戦略は省くこと
「効果のない戦略は省く→効果のある策を継続する」このフローが自分で作れれば人生において自由に生きていけますが、逆に間違った戦略の上で生活や努力すると結局は「何もしていない」という事になります。無駄を省く意識は早く身に付けた人が非常に有利です。
■「成果を出す魔力」のフロー図
下図は上図でできていない部分を自力(他力を利用可)で成し遂げた場合のフロー図で内容は同じです。

■今後のAI時代に一番大事な能力は、
- 認知能力(IQ,、偏差値)
- 非認知能力(家庭、課外活動)
の両方が共に重要ですが、「認知能力」は現状よりは下降傾向になると言われています。なぜならば、人間の知識による判断は、AIで代用できるという理由からです。
但し、基礎的な能力である中学3年生迄の認知能力(学問、スポーツ、芸術、音楽等)については学び直す必要性は逆にますます必要になっていきます。
①社会人に必要で十分な能力
- 読解力(文章、図の意味)
- 読む力(読書、News)
- 論理国語(中学3年迄)
- 数学(中学3年迄)
- 英語(中学3年迄)
- プログラミング的思考
- 文章力(起承転結)
- コミュニケーション力
- 分析ツール(エクセル、VBA等)
②社会人に有利な中級能力(課長)
- 編集力 と本質
- 伝える力(プレゼン力)
- 教える力
- 戦略的思考
- PDCA策定( 現状把握力 、分析力、戦術、進捗管理)
- プログラミング用の単語
- 初歩レベルのプログラミング
- Myメディア(Wordpress、Twitter、Youtube)
③社長、役員に必須の追加3点
- 集中力の高め方を理解している
- 微分積分、配列の数学的知識
- 中級レベル以上のプログラミング の力
- HTML、CSS、Javascript
- PHP、Ruby
- MySQL
- PyThon
- AI操作指示能力